ヘレンドのブランド紹介。

ブランド紹介：Herend/ヘレンド

ヘレンドの略歴

１８２６年にハンガリーのヘレンド村でヴィンツェンツシュティングルによって創業されたのがヘレンドの始まりで、ヘレンド地区自体が以前から焼き物が盛んだったという拝見もあり、シュティングルはよりクオリティの高い陶磁器の生産をすることを研究し、その後牽引したフィツェンモールによって発展することになり、今のヘレンドの地位を築く基礎を作りました。

今では世界でも数本の指に入るくらいの有名なブランド陶磁器メーカーとして繁栄し続けています。

ヘレンドの特徴

ヘレンドの名声を広めた機会といのが、その当時世界の各国で開かれていた世界博覧会という世界から選りすぐりの物や人々が集まる貴族の集会のようなものにヘレンドの自社製品を数々送り込み、技術の高さなどを世界に知らしめたところ、イギリスロンドン万博博覧会にてヴィクトリア女王がウィンザー城の為のディナーセットをヘレンドに注文するという結果にました。

これによりデザインされた中国風の絵柄に蝶のデザインを施したクイーンヴィクトリアというシリーズは一般に販売されるようになってからも爆発的に販売され今でもヘレンドの人気シリーズとなっています。

１８６７年のパリ万博博覧会ではナポレオン３世の皇帝ウージェニがインドの華というシリーズのディナーセットを購入したことにより、ヨーロッパ貴族の間にもヘレンドの知名度が広がり、ブランド食器としての地位を築くことになったようです。

ヘレンドが生産するシリーズはどれも多くのその当時の著名人の目に留まり、そこから一般大衆へ広がりを見せるというお手本のようにブランドかされていったメーカーです。

ヘレンドの絵柄はどれも豪華でありながら、上品で色使いも大胆で繊細な気品あふれる技術力がなければ出来ない陶磁器なので、現在でもヴィンテージ品にもファンが多く、オークションなどではとても高価な金額で取引されていることもしばしばあります。

ヘレンドの取扱いカテゴリー

ヘレンドは陶磁器メーカーになりますので、陶磁器で生産されている一般的なものはほとんど生産されており、磁器製のテーブルウェアや置物、人形、インテリア小物、ホームアクセサリー、ファッションアクセサリーなどがカテゴリーとしてあります。

ヘレンドの代表作

ヘレンドの代表作といえば、ヘレンドを一躍表舞台に立たせて貴族などにも広まった最初の作品「ヴィクトリアシリーズ」になるかと思います。

１８５１年のロンドン万博博覧会にてヴィクトリア女王がまだその当時無名だったヘレンドのティーセットを選んだことでヘレンドの知名度が広がったということで、そのティーセットシリーズを女王の名前をとってヴィクトリアと名づけられました。

今現在でも世界中で人気のあるシリーズとなっており、中古市場でも高価にて取引させています。

ヘレンドの商品新品価格帯。

ヘレンドは基本的にブランド陶磁器メーカーとして世界で認知されている点と確かな技術とクオリティをもつ製品なので、新品での価格帯は高価になっております。

以下に一部新品価格帯をご紹介致します。

ウィーンのバラカップ＆ソーサー：１２９６０円

アポニーグリーンカップ＆ソーサー：１１４６９円

バラの花飾りマグカップ：８４２４円

ウィーンのバラ１９ｃｍプレート：９０７２円

ブーケコルネリアカップ＆ソーサー：１１６６４円

ヴィクトリアブーケ１９ｃｍプレート：１６６３２円

ヴィクトリアブーケだるま：４３７４０円

などなど

ヘレンドの利用者層

ヘレンドはもともとは一般的な大衆に利用される陶磁器でしたが、貴族や女王に利用されるようになってからは富裕層などのブランドとして地位を確立していますので、今では１点１点が高価なため、ある程度お金を持っている世代のアクセントとして利用されることが多いので、年配の方々に人気のあるブランドかと思います。