リチャードジノリのブランド紹介。

リチャードジノリブランド紹介

 

ブランド紹介:Richard Ginori/リチャードジノリ

リチャードジノリの略歴

1735年:イタリア・フィレンツェにカルロ・ジノリ伯爵によって創設
東洋のインスパイアを受けた作品の他、
自国のフィレンツェにインスピレーションを受けた作品作りも始まる。

1801年:2度目の世襲を経てフィレンツェに最初の直営店ができる。
その品質の高さから各国の君主、名家にむけられたものだったジノリ磁器を
一般の人々も手にするようになる。

1851年:世界初の万博ロンドン万国博覧会にて作品「メディチのベース」を出品。
このころには他のヨーロッパ名窯と優位を競い、高い評価を得るようになっていた。

1873年:日本から岩倉具視ふくむ欧米件師団がイタリア・フィレンツェを訪問、
当時工業化の先進的存在としてジノリ工場を視察。

1880年:日本、中国の陶磁器の様式が到来しその意匠を受け日本の蒔絵を思わせる
「森の果物」をモチーフにしたシリーズが誕生する。

1896年:リチャード ジノリ陶磁器会社が設立

 

リチャードジノリの特徴

ジノリ伯爵によって創業されたイタリアの陶磁器メーカー「リチャードジノリ」はイタリアで初めての白磁を完成させたことで有名。

その当時はマイセンやウィーン窯などが主流でしたが、ジノリ伯爵が鉱物学に携わっていたということもあり、粘土を度々探したり、ペーストの生成や発色の開発などを行ってきたことによる功績でリチャードジノリは評価を受けるようになりました。

当時の最古シリーズ「ベッキオホワイト」などはいまだに不変の定番として取り扱われており、一旦は経営不振の為、破産にまで追い込まれてしまいますが、グッチに買収されたことにより生き永らえたブランドでもあります。

リチャードジノリはおそらく創業者のジノリ伯爵ひとりの功績によって成り立っていた部分があり、ジノリ伯爵なしではやっていけない1代限りのブランドなんだと思います。

ただ、その当時に生産されていたシリーズなどは未だに受け継がれているので、そういった伝統は今後も続いていくブランドでしょう。

 

 

リチャードジノリの取扱いカテゴリー

テーブルウェア:洋食器

キッチングッズ:ポット・卓上小物

インテリアアクセサリー:ルームアクセサリー・インテリア雑貨

 

リチャードジノリの代表作

 

リチャードジノリの一般的に有名な代表作としてはイタリアンフルーツというシリーズが挙げられると思います。

1760年ごろに貴族が使用するディナーセットとしてデザインされたシリーズで、金の曲線と花びらのような美しいブルーのラインが最大の特徴で、その中にプラムやフルーツ、小花などが上品にあしらわれたバランスの良いデザイン。

リチャードジノリ特有の白磁であるということも人気の理由ですね。

小花などの絵柄についてはリチャードジノリの職人によってそれぞれが判断して絵付けをしており、同じシリーズでありながら個性が職人によって変わってくるのも特徴です。

 

リチャードジノリの商品新品価格帯。

リチャードジノリはブランド陶磁器メーカーとして世界中で認知されており、贈り物などとして利用される点で、新品価格帯については結構なお値段が設定されています。

以下にリチャードジノリの新品価格の一例をご紹介。

 

ベッキオジノリホワイト プレート26cm:¥5,400

ベッキオジノリホワイト スクエアプレート30cm:¥10,800

ベッキオジノリホワイト 盛り皿:¥4,320

アンティコホワイト スクエアプレート27cm:¥5,400

カテーネ サファイア プレート24cm:¥8,640

カテーネ エメラルド ティーカップ&ソーサー:¥10,800

コンテッサ シトロン ティーカップ&ソーサー:¥21,600

パルメッテ インディゴ ティーカップ&ソーサー:¥27,000

オリーヴァ ピクルスオーバル22cm:¥5,400

オリーヴァ フルーツソーサー:¥3,780

オーリヴァ ディッシュラウンドL:¥4,320

スペランツァ ピクルスオーバル22cm:¥5,400

スペランツァ フルーツソーサー:¥3,780

スペランツァ ディッシュラウンドL:¥4,320

ジェルモリオ スクエアプレート27cm:¥10,800

ジェルモリオ プレート21cm:¥4,320

ジェルモリオ フルーツソーサー:¥3,780

ヴァルドルチャ スクエアプレート:¥5,400~\16,200

エルバ ティーカップ&ソーサー:¥19,440

などなど

 

リチャードジノリの利用者層

 

リチャードジノリは若い人にはあまり認知されていませんが、年配の方には結構知られており、当時から贈り物として利用されていた点で40代以上の世代に人気のあるメーカーとなります。

 

リチャードジノリのブランド紹介まとめ

 

リチャードジノリについてはイタリアンフルーツなどの昔からあるシリーズが今でも人気となっており、ビンテージの金彩があしらわれたシリーズなどはコレクターもいるくらいです。

リチャードジノリらしい陶磁器はやはり昔ならではのデザインが人気なんですね。

中古市場でもリチャードジノリなどはお探しの方が多く、ココカラココロへの入荷時には多くの問い合わせを頂いております。

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リチャードジノリのシリーズラインナップを一部ご紹介。

ベッキオジノリシェイプ:イタリア語で「古い」を意味するベッキオの名の通り、リチャード ジノリ最古のシリーズのうちのひとつ。
バロック様式の格調高いシェイプが特徴。

アンティコシェイプ:ジノリの創成期からその原点を忠実に守り作られらシリーズ。色彩豊かな薔薇やフルーツ柄が特徴。

インペロシェイプ:直線的でシンプルな形によって生かされた曲線美が特徴のシリーズ。

などなど。

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